 |
バリ島芸術の村 |
|
|
バリ島のウブドは芸能・芸術の中心地。村のあちこちで観光客用に伝統舞踊が舞われ、 ガムラン演奏が村を包み込む。またウブド周辺には素朴な田園風景、渓谷、ライステラス など名も知れぬ景勝地が点在し、それら自然の中で森羅万象を描きこむ細密画ウブド・スタイルの絵が確立された。
1930年代にここに移り住んできた多くの欧米の芸術家の影響を受け、「バリアート」と呼ばれる独特の分野を形成するとともに、バリ島における芸術のメッカとして知られるようになった。それら芸術に加え、伝統音楽や舞踊なども盛んに行われており、ウブドはバリ島における芸術・芸能の中心地として世界に広く知られている。
クタなどのリゾート地で売られている民芸品の多くはここで作られているようである。通常は中心となるウブド村とその周辺の村を含めて広く「ウブド」と呼び習わすことが多い ウブド中心部やその周辺の村々では、観光客向けにレゴン・ダンス、バロン・ダンス、ケチャ、ワヤン・クリ (影絵芝居) などの伝統芸能のパフォーマンスが定期的に行われている。チケットは演目にもよるが、王宮前の観光案内所や、パフォーマンス会場、あるいは道端のチケット売りなどから購入することができる。曜日によってかかる演目や行われる場所が異なるので、自分が滞在している曜日と演目とを照らし合わせてどれを見るか決めるとよい。開演時間は大体7時半頃から正味1時間半程度といったところ。周辺の村々で行われる場合、開演の1時間前くらいに観光案内所前からシャトルバスが出ている。 座席配置は会場によっても多少異なるが、一般には舞台近くに土間、それを取り巻くように椅子席 (プラスチックの椅子をその場に並べただけのもの) が用意されている。やはり前の方で観た方が迫力があるし、写真を撮るにしても前の人の頭のような遮るものが少ないので、できればなるべく早め (開演の1時間前とか) に出かけていい席を押さえるようにしたい。また、通常、会場は屋外か、天蓋だけの造りとなっているので、虫除けスプレーや携帯蚊取り器などがあると便利である。
レゴン・ダンスは、バリの宮廷舞踊の一つで、伝統芸能の中では最もポピュラーな演目の一つ。いくつもの舞踊団がこれを架けていて、周辺の村々も含めれば、どの曜日であっても大抵どこかで見ることができる。観光客向けのパフォーマンスのため、通常はレゴン・ダンスに加え、ペンデット (神を歓迎する踊り) やトペン (仮面舞踊) など、複数の踊りを取り混ぜて演じられる バリでは悪い魂と良い魂がいつも同時に存在していると考えられている。善と悪、生と死、聖と邪のように。良い魂の象徴バロンと悪い魂の象徴のランダ(海の魔女)の力が同格であるため、終わりの無い戦いの踊りが取り付いてしまい易いので昼間に公演することが多い 物語を題材としたバリ舞踊の踊りが円陣の中央の空間に次々と登場し、舞踊劇の様式で行われる。男達はリズムを刻むだけでなく、劇の進行に伴い合唱を行うこともある。また様々な手や体の動きで、劇の背景としての表現も行う。 各地の舞踏団により出演人数・技能水準が大きく異なる。(これは他のバリ舞踏でも言われることである。) また数人で行われるコミカルな合唱も、広く一般にケチャと呼ばれている それぞれ同じダンスでもグループによって違いがはっきりしている 。
ネカ美術館は、アルマなどと並び、ウブドで屈指のコレクションを誇る美術館。休憩所を囲むようにして大小6つの建物から成っており、伝統的バリ絵画、写真、現代インドネシア絵画、外国人の作品といったように、建物ごとにテーマを分けて展示がされている。見ごたえのある作品が多く、その種類もバラエティに富んでいて飽きることがない。また、展示作品のほとんどに日本語の解説が付いているのもうれしいところ。ウブドで一番おすすめの美術館である。なお、美術館はウブド北部の郊外、丘陵地帯にある。街の中心からはダルマシャトルなどのバスやタクシー、レンタサイクル・レンタバイクなどを利用。徒歩で行けなくもないが、かなり遠い。途中美術館まで斜度のきつい上り坂が続くので、徒歩や自転車で行く場合は相当な体力を要する 内部は絵の特徴やスタイルの違いによっていくつもの部屋に分かれている。バリ古来の伝統的な絵、ヨーロッパスタイルの影響を受けた絵、影響を与えた外国人の絵、など様々。バリにある絵は3つに分けられる。一つはバリの伝統的な絵で、“カマサンスタイル”と言い、一見してわかると思う。人物の顔が斜めか横向きで、影絵と同じスタイルです。色も黒と白と黄色の3色しかない。バリで見られる絵と言えば、1930年頃までこのカマサンスタイルの絵ばかりでした。絵の題材はインドから伝わる叙事詩をはじめ、バリの民話や伝説に基づいている。二つ目は、バトゥアスタイルと呼ばれるものだ。カマサンスタイルと同じく、遠近法はありませんが、絵そのものが従来よりもずっと細かくなっている。3つ目は、ウブドスタイルと呼ばれるもので、オランダ人やドイツ人などヨーロッパ人の影響を受けた絵だ。1930年以降になりますと、それまでの平面的な絵から立体的で色彩豊かな絵に変わってくる。題材も人々の生活に基づいた身近なものに広がってくる。鳥・花・人物・風景などがある。ネカ美術館の中に、男の子と女の子が二人とも窓枠によりかかって、向き合っている絵がある。これはとても有名で、絵葉書にもなっている。この絵は、もともとは別々の絵ですが、隣に並べて飾ることによってまるでもともと1枚の絵かのように見えて、とてもかわいらしい。 アルマ美術館(アグン・ライ・ミュージーアム・オブ・アート)は、1996年6月9日、教育文化相ワルディマン・ジョジョネゴロ氏 によって公式にオープンした。それに先立つ同年 |
|